2021年11月5日(金) 福井県が交通死亡事故多発警報を発令したことに伴い、安全運転管理者である田原理事長より講義が行われました。
≪田原理事長の講義内容≫
例年10~12月の薄暮時間帯は死亡・重傷事故が増える傾向にある。
薄暮の時間帯と通勤時間が重なるため、基本はハイビームで、日の入り30分前にはライトを点けることを徹底する。
また、信号の無い横断歩道では、歩行者が優先だと道路交通法で義務付けられているが、減速することなく通過する車両が多くみられる。
横断歩道を渡っていなくても、そばに歩行者がいれば停止線で停まれる速度で走行し、常に「急に横断するかもしれない」と思いながら運転をすることが大切だ。
信号の青・黄・赤が指し示す意味をちゃんと理解していないドライバーが多い。
青・・・進むことができる
黄・・・停まれ 停止位置より先に進んではいけない
赤・・・停止位置を超えて進んではいけない
福井県では“イエロー Go!”と認識しているドライバーがほとんどではないかと言われている。Go!とまではいかなくても“注意して進め”だと思っているドライバーが多数派なので、「黄色は、停まれ」へ認識を修正し運転にあたって欲しい。
来年の10月から、白ナンバー運転時も運転前と後の2回、アルコールチェックをすることが義務付けられる。
当施設も、5台以上の車両を保有、11人以上乗車できる車両を保有しているので該当事業所となる。
来年を待たずに、送迎、通院、業務外出の際は運転前と後の2回、必ずアルコールチェックをして記録に残すようにしてもらいたい。
以上
10月28日、11月3日・4日に県内で発生した死亡事故の被害者は、いずれも65歳以上の高齢者だったとのこと。
ご高齢の方が、横断歩道のないところで道路を横断しているケースは良くありますし、自転車に乗っていても、かなり車道の中心に寄って走っていることもあります。車なしには生活が難しい福井においては、“危ない!”と思ったら、まずは速度を落とし不測の事態にも対応できるような運転を心掛けねばならないと改めて感じました。
「被害者を出さない! 加害者にもならない!」ことが大切だと思います。