距離感が大事

 

 2021217日(水)不審者対応訓練が行われました。

 今回の訓練は、職員に対し「午後に開催」とだけ通知し、不審者役の職員を発見した職員が、いかに手順通りに行動できるかを検証することを目的として行われました。

 

1425頃、渡り廊下への出入口から不審者役の職員が施設内に侵入。

出入口近くの居室で作業をしていた職員の内2名が声掛けをし、施設内を歩き回らないよう対応。1名が施設内に不審者が侵入したことを事務所に伝え、館内放送にて利用者さまを避難させるようお知らせし、同時に警察に通報。

警察が到着するまで10分と仮定し、不審者への対応を続ける。

一連の流れとしては、手順書に則った行動ができたと思います。

 

 

 対応した職員も、不審者が逆上しないよう丁寧な言葉で話かけていましたし、他の職員は、食堂にいた利用者さまに近づかないよう出入口のドアに立ちはだかったり、椅子を手元に引き寄せ、万が一襲い掛かってきた場合に備えたり、また、不審者に気付かれないようにサスマタを保管場所に取りにいくなどの対応をしていました。

 ただ、両側から腕を組んで不審者が暴れないように対応した職員の距離感が、もし刃物を持っていた場合に負傷してしまう可能性があるので、一定の距離を取る必要があったのではないかと、不審者役の職員より指摘がありました。

 また、田原理事長より、「館内放送も含め、不審者に気づかれないように職員同士がいかに合図を送るのか、サスマタを保管場所から集結させるのか。サスマタ以外に防御するための何か、今回は椅子(距離が違いので、使い方には気を配る必要がある)を手にしていた職員がいたので良い判断だと思うが、そういった物を即座に準備することができるか。といったことがポイントになると思うので、次回の課題として検討を重ねていって欲しい。」との総評がありました。

 

 

ソーシャルディスタンスが重要とされている昨今、不審者の対応も、自分の身を守る距離感が大事だと肝に銘じ、次回は実際に警察の方にご協力をいただき訓練をさせていただけたらと考えています。