権利擁護・虐待防止特別研修開催

 

20201021日(水) 田原理事長(法令順守責任者)が講師となり、権利擁護虐待防止特別研修が行われました。

 まず、障害者への虐待事例件数や知的障害をお持ちの方がターゲットになりやすいなど、発生の傾向及び対応状況の説明がありました。

 

 

続いて、今一度確認の意味を込めて、障害者虐待の5つの行為につき、例を挙げて具体的な話があり、虐待のスタートは「小さな芽」からで、『つい〇〇だから、やってしまった』というように、その行為が虐待であるという意識がないままに慣例化してしまっている事例が多い。本来、職員と利用者は対等な立場にあるけれども、支援をするという職務上、また、ご家族からの言葉が免罪符となり、職員が優位な立場になっていることがあるので、日々の業務の振り返り、見直しをし、相互注意ができる風通しの良い職場を作ることで虐待リスクをなくしていかなければならないとのお話がありました。

 

「相互注意」の必要性は理解していても、実践となると様々な要因があって難しく感じることがあります。

それでも、風通しの良い、虐待のリスクのない施設を目指していかなければとの思いが強くなりました。